自分の撮る写真が役に立った話
写真を撮るのが好きです。
絵を描くような感覚で、自分の感情や創造性を載せて画面を切り取る。右脳を刺激する楽しい作業です。
被写体は主に動植物、人、風景。
そんなに高いカメラではないし、レンズも最初についてる標準レンズと望遠レンズだけなので、凝ったものは撮れないけど、わりと楽しく撮影してしています。
本当に自己満足の趣味。
何処かに出して他者評価を問うでもなく、ただただ自分が気にいる写真が撮れるかどうか、ってだけ。
なんだけど、それがたまたま、他人様のお役に立てたみたいです。
お月様の写真。
いつものように撮ってiPad に取り込んでいたら、母が欲しいというので送りました。
それをどうも母の友人に送ったみたいで、『紙媒体で欲しい』と言われました。
家のプリンターでは綺麗に出なかったので、カメラ屋さんでプリント。凄いのね、めっちゃ綺麗に出るのねアレ。
それをお渡ししました。
それから3ヶ月。
そんなことすっかり忘れていた12月、母がそのお友達のところにお悔やみに行きました。
お友達のお母様が亡くなったそうです。
帰ってきた母が見せてくれたのは、お仏壇に飾られた、亡くなったお友達のお母様の遺影と、側に飾られていた私が撮影したお月様の写真。
生前、お母様がものすごく気に入っていたから、だそうです。
お会いしたこともない方ですが、自分が撮った写真が他人様のお役に立ててた。
それが、とても嬉しかったです。
喜んでもらえるって、こんなに自己肯定感を貰えるんだ。
自信もすこしつきました。
写真撮るの、楽しいな。